「結婚にはメリットがないから結婚したくない」
そんな風に考える男女が増えているそうです。
でも、結婚した人しか得ることのできないメリットは、実はたくさんあります。
今回は、知ればきっとあなたも結婚したくなる、結婚しないと得られないメリットについて紹介します。


結婚はデメリットばかり!?
「国立社会保障・人口問題研究所」の調査(2015年)によると、満50歳で一度も結婚ていないという生涯未婚率は、男性が23.4%、女性が14.1%となっています。
男性は約4人に1人、女性は約7人に1人が生涯未婚ということになります。
1950年の調査では、生涯未婚率は男女ともに1.5%だったことと比べると、生涯未婚の人は急激に増加していることが分かりますね。
現代の男女が結婚しない理由については、経済的な要因も含まれると考えられますが、「そもそも結婚したくない」という人も増えています。
そんな結婚の食わず嫌いの人達には、以下のような結婚へのマイナスイメージがあるようです。
【独身の男女が「結婚したくない」と思う理由】
・友達が結婚して急につきあいが悪くなった。自分はそうなりたくない。
・趣味に没頭できなくなる。
・自分のペースだけでなく、結婚相手に合わせて生活するのが面倒だ。
・住宅ローンや子どもの養育費など、お金がかかる。
・家族や親せきが増えると付き合いが大変そう。
など。



既婚者が実証!「結婚して良かった」と思う体験談
まずは女性の体験談から紹介します。
次に、男性の体験談を紹介します。



結婚しないと得られない5つのメリット
ここでは、既婚者が実感している、結婚しないと得られない5つのメリットをまとめたものを紹介します。
新しい家族ができる
結婚すると、当然ながら妻や夫という新しい家族ができます。子どもを授かった場合は、さらに家族が増えます。
親や兄弟とは違って、血のつながりがないパートナーと結婚し、自分の家庭を育むということは、その後の人生において計り知れない喜びや感動が待っています。もちろん楽しいことばかりではなく、苦労や悲しみもありますが、喜びも悲しみも分かち合えるのは夫婦であるからこそです。
家庭を持つと、親への感謝の気持ちが自然と湧いてきて、「もっと家族を大切にしよう」と思うようになる人もたくさんいます。
これらは独り身では決して味わうことのできないメリットです。
精神的な安定を得られる
結婚することで「精神的な安定を得られる」と多くの既婚者が実感しています。精神的な安定は次の2つに分けることができます。
・夫婦の絆による安定
「パートナーがいつも自分を支えてくれる」「辛いことがあっても、悲しみを共に乗り越えられる人がいる」といった精神的な安定を得ることができます。友人や職場の仲間といったこれまでの人間関係よりも、さらに深い絆で支え合えるのが結婚相手なのです。
・周りのプレッシャーからの解放による安定
他に、「まだ結婚しないの?」といった周りからのプレッシャーから解放されるという安定も得られます。特に女性の場合、ある程度の年齢を過ぎると、独身であるというだけで周囲からの心ない言葉に傷ついたり、肩身の狭い思いをしたりするケースもあります。
自分自身のプレッシャーがなくなることはもちろん、いくつになってもわが子を心配する親を安心させてあげられるというメリットもあります。
・孤独や寂しさを味合わなくて済む
独り身は自由で気楽な反面、孤独や寂しさもつきものです。
一方、結婚には、孤独や寂しさを味合わなくても済むというメリットがあります。
「疲れて家に帰っても家族がいてくれることで癒される」「毎日一緒に食事をしたり、話をしたりする相手がいる」「会う約束をしなくても毎日会える人がいる」。そのようなあたたかい日常を送り続けることができるのが結婚です。
・社会的に評価される
結婚していると、独身の頃よりも社会で評価されると感じる人も多いようです。
男性の場合は、仕事面では、独り身よりも結婚して家庭を持っている方が評価されやすい場合が多いといえます。責任感のある男として認められ、信頼が高まり、これまでよりも大きな仕事を与えられる機会が増えるなどのメリットがあります。また、女性の場合も、結婚することで社会的な評価を得られるという声が多くあります。
女性の生涯未婚率が増えているとはいえ、女性が独身でいると、時として人間的に欠点があるかのような見られ方をすることがあります。結婚することで、「社会で一人前として見てもらえる」という安心感を持てる人は多いようです。
・好きな人とずっと一緒にいられる
女性が挙げるメリットとして多いのが、「好きな人とずっと一緒にいられる」というものです。
特に、遠距離恋愛をしていたカップルや、勤務時間や休日が異なる仕事をしているなど、頻繁に会えないカップルは、結婚して一緒に暮らすことに幸せを感じる場合が多いようです。「一緒に出掛けて同じ家に帰ることができる」「家に帰るとパートナーがいる」。そのような日常が実現できるのは結婚のメリットといえるでしょう。


結婚という素晴らしい人生の歩み方がある
結婚するかしないかは人それぞれであり、どちらが正しいと言えることではありません。
しかし、人生100年時代と言われる現代では、「結婚したい気持ち」が少しでもあるのなら、これからの人生を助け合い、共に生きるパートナーを見つけて結婚するという生き方もとても素敵だと思います。
多くの人は「結婚したい気持ち」と「結婚したくない気持ち」の両方を持ち合わせていて、天秤にかけるようにして揺れているものです。
結婚したいけれどためらっている場合は、なぜためらっているのか、その気持ちと改めて向き合ってみることで、案外結婚に前向きになれるかもしれませんね。